「お金が追加で必要だけど増額審査ってどうやるの?」
「増額できるか不安・・・」
「増額を確実にする方法ってあるの?」
「増額できないんだけどどうして?」
「増額のデメリットってある?」
生活費を確保するため、緊急で購入したいものがある、治療費・学費・住宅ローンの足しなど緊急でお金が必要な時の解決策として「カードローンの増額」があります。
2017年に銀行の過剰融資が問題になり、はじめてのカードローン利用でも審査が厳しくなったり、銀行が総量規制を導入して年収の3分の1以上借り入れする事ができなくなったりと「増額」や「借り換え」の審査通過が厳しい状況です。
そんな状況の中で、
増額のタイミングはいつがベストなの?
増額審査に通過する為にはどうしたらいいの?
増額出来なかった場合の対処法は?
といったカードローンの増額審査を通す為に必要な事や、増額審査を今までしてきた体験談など増額に関するさまざまな事について今回は詳しく解説していきたいと思います。
では参りましょう。
カードローンの増額をするタイミングは最低でも契約をしてから半年~1年以上
カードローンの増額審査に通過する際、絶対にやってはいけない事。
それは、カードローンの契約をしたばかりなのに増額申請を行うことや、今まで一度もカードローンを利用していないのにも関わらず増額審査をする事です。
カードローンの契約時、与信枠/限度額が年収に見合っていなかったとしても、すぐに審査をするのはNG。
審査通過は99%通らないと思ったほうがいいでしょう。
いつのタイミングで行うと審査通過率が高くなるの?
増額の申請を受理してもらうために重要なのは、契約期間と利用歴です。
増額をする際、まずは信頼を得ることが必要ですので、増額するのであればカードローンの契約をして、「少なくとも半年以上」「通過率を少しでもあげたいなら1年以上経過してから」増額を行うようにしましょう。
ちなみにいくら契約期間が長い場合でも過去に返済が滞ってしまっている場合、不利になってしまい審査通過はほぼ難しくなるので返済をきちんと行ったタイミングで、増額申請をする事をオススメします。
※「増額したいのは今!半年なんて待ってられない!」
という人は、増額審査に通る為のコツを見ていても意味はないので、話の後半にある「増額できなかった場合の対処法」までスクロールしてください。
カードローンの増額審査通過が出来た人に聞く3つのコツ
カードローンの審査通過をしてきた人136人に知恵を聞いた中で、もっとも重要なのが
返済
仕事
利用期間
の3つでした。
ひとつずつ細かくお話していきましょう。
返済はきちんと出来ている?
本題に入る前に突然ですが、質問です。
限りあるお金を貸すなら
「年収300万あるけど返済が遅れている人」
「年収150万だけど返済が余裕もって出来ている人」
どちらの人にお金を融資してますか?
多少は遅れていても問題ありませんが、増額する前に今借りている融資額を完済させたり余裕を持ってしておくようにしましょう。
随時返済で毎月の支払いに+して返済している場合は有利です。
金融側から増額の連絡しないか営業の連絡がくる事ほど。
増額が必要な時に余分にお金を返済しておくというのは難しいかもしれませんが、極力決まった期間に決まった返済額を返す、返済返済期間を縮めるように随時返済をするなどして金融期間に「増額しても問題なく利用してくれる】と判断してもらえるようにしましょう。
契約時から収入が減ったり、会社が変わっていたりしていないか?
審査に通過するためには、増額であれはじめての利用であれ「安定して会社に勤めていて、収入が十分にあること」が条件となります。
会社が申込時の時から変わってしまっていたり、収入が減って年収が下がってしまうと「返済できなくなるのではないか?」と判断されてしまうので、審査通過が難しくなります。
もし職場が変わったり給料が下がったという場合は、増額を諦め別の方法を検討したほうがいいかもしれません。
増額したいと思っている金融との契約期間が半年以上経っているか?
増額に失敗する人に多い理由がこの契約期間です。
とにかく多額のお金が必要だからと契約してすぐに増額の申請をする人がいますが、審査に通る事は難しいので辞めておいたほうが賢明でしょう。
2ヶ月3ヶ月程度で数十万借り、それを全額返済した場合であれば金融次第で増額の審査に通る可能性がありますがほとんどの金融の場合、短期間で信頼を得ることはできません。
カードローンの増額は金融との契約期間が少なくとも半年・一年以上経ってから審査を行うようにしましょう。
「契約時の与信枠少なすぎ・・・」
「もっとお金を借りれるはずだ・・・」
「増額審査をすれば確実に通るだろう・・・」
と思いたくなる所ですが、契約期間が短いと増額審査に通らないだけではなく、増額審査を行ったという情報が信用情報機関に残ってしまい他の金融での借り入れなどに影響を与えてしまう可能性があります。
客観的に自分の今までの利用と契約期間を見直し、期間が短ければ少なくとも半年以上経ってから増額審査を行うようにしましょう。
人気のカードローン別!増額方法のやり方
アコム
アコムの増額方法は、スマホやPC/ATM/電話/自動契約機などさまざまな方法で申込みが可能となっていて、さらに原則申込み当日に回答が可能です。最もオススメなのはスマホやPCのネット申込です。
セブン銀行
セブン銀行の場合は、カードローンの増額はダイレクトバンキングサービスから行い、メールで審査の回答が来てから借り入れ可能となります。
千葉銀行
千葉銀行の増額の場合も、来店不要で、申込みが可能で、当日中に増額手続きが完了です。
みずほ銀行
みずほ銀行の場合、カードローンの再申込みをすることで、利用をすることが可能。
インターネットからの手続きが可能となっています。
三井住友銀行
電話、またはローン契約機において、カードローンの増額が可能です。
上記、金融機関の詳細な増額方法やその他金融の増額方法につきましては各金融ページにて解説しております。
増額審査に必要なものは何?
増額審査をするために、どこの金融機関でも必要になってくるのが運転免許証などの本人確認書類です。
本人確認書類がないと審査を進める事ができず、即日の追加融資/増額も難しくなる場合がありますので忘れずに用意しておきましょう。
金融によって、収入証明書が必要となるケースがあります。
去年の源泉徴収票や直近の給与明細(2、3ヶ月)を用意しておきましょう。
増額をする理由で多いのは生活費や教育費の足し
金融庁の発表している平成25~26年に行われたアンケート調査によると、生活費や教育費の足しにするといった人がもっとも多いです。
理由 | 人数 |
---|---|
生活費や教育費の足し | 1587 |
物やサービスの購入 | 583 |
事業資金の補填 | 533 |
住宅ローンの返済 | 398 |
ギャンブルや遊興費 | 260 |
本人や家族の病気/怪我 | 240 |
保証や借金の肩代わり | 239 |
その他 | 358 |
不明 | 502 |
「増額なんて誰もしていないのでは・・・」
「お金を借りる事はよくない」
と思う人もいますよね。
たしかに、金融機関などから借り入れや増額は極力しない方がいいかもしれません。
しかし、これだけ沢山の方がさまざまな理由で借り入れや増額をしているのは事実です。
あなただけがこういった状況になっている訳ではありませんから、悪く考えすぎないようにしましょうね。
増額審査で在籍確認はあるの?会社や自宅に金融から電話がかかってくる事は?
増額審査では、ほとんどの金融機関で在籍確認を行います。
理由は、
「増額した分だけきちんと返済してもらえる事ができるのか」
です。
会社が変わっていると、契約時と収入が変わっている場合がありますし勤続年数が変わる訳なので信用問題に関わってきます。
過剰融資が問題になっている銀行系の金融は、厳しく増額審査を行っている為、在籍確認がほぼあると思っていたほうがいいかもしれません。
もしも、「会社や自宅に在籍確認の電話があるのは困る」というのであれば、増額審査がFAXであったり電話確認なしのカードローン会社を選びましょう。
増額のメリットやデメリット
増額のメリットはご存知の通り、借り入れできるお金が増える事。
デメリットは
- 返済計画を練り直しその通りに返済しなければ借金地獄に陥る
- 住宅ローンやカーローン利用時に影響する
増額した人の中で返済ができず、債務整理をせざるを得なくなった人は「返済計画を練り直さなかった」「増額したのに返済金額をほとんど変えなかった」といった人が多いです。
なので増額した分、きちんと返済が行えるように紙やパソコンのエクセルなどを使ってきちんと返済計画を練り直し、その通りに返済を行うようにしましょう。
また、借り入れの有無関係なく、増額した状態のまま住宅ローンやカーローンを利用しようとしても審査に通らない可能性があります。
これらのローンを利用する場合は、完済をしておき増額分を取り消したり解約をしておきましょう。
増額に落ちた場合に確認したい3つのこと
「増額に落ちた・・・どうしよう」
「もうおしまいだ」
「ご飯を食べるお金がない」
と諦めるのはまだ早いです。
まずは「なぜ増額ができなかったのか?」理由を把握し、その理由に応じた対処法をしていきましょう。
増額に落ちた理由その1「契約時より年収は下がってる?」
増額しようと思っている金融とはじめて契約した時、年収はいくらでしたか?
その時の年収より下がっていたり特に変わっていないという事はありませんか?
金融機関は増額審査時、増額した分も含めた融資額を「返済できるかどうか」を重要視して判断しています。
なので年収が以前より下がっていたり、契約時と年収があまり変わっていなかった場合、審査に落ちる可能性があります。
増額に落ちた理由その2「契約してからどれ位の期間が経っている?」
お金が無いからと焦って数ヶ月しかその金融機関を利用していないのにも関わらず審査していませんか?
何度も言うとおり、増額したい金融機関との契約期間は非常に重要です。
利用を継続的にしており、直近でも借り入れや返済の実績がある人で且つ「契約してから少なくとも半年以上」利用していないと審査で可決してもらえる事は難しいでしょう。
増額に落ちた理由その3「他社からお金を借りていない?」
すでにどこかの金融機関でお金を借りていたり、その融資分の返済が滞っている場合は増額してもらえる事が難しいでしょう。
銀行の場合は、他銀行で借り入れしている場合や保証会社の金融が関係する銀行・消費者金融で借り入れしていると履歴として残っているのでこれだけの状況で「増額申請を却下」されるかもしれません。
消費者金融の場合は、他社の借り入れよりも「年収の3分の1以上借り入れがないか」を重要視しているのですでに3分の1以上借りている場合は「増額はほぼ不可能」だと思ったほうがいいでしょう。
増額審査に落ちる理由は必ず上記3つという訳ではありませんが、ほとんどの場合これらが理由である事が多いです。
どれかに当てはまっているのであれば「増額」ではなく「借り換え」を検討しましょう。
借り換えのほうが審査通過率も高く、結果的に増額に繋がります。
増額できなかった場合の対処法(借り換え)
カードローンが増額できない場合にもっともオススメな対処法は「借り換え」や「おまとめ」です。
他社で「借り換え」や「おまとめ」をすることによって、増額することも可能です。
借り換えのデメリット
一度借り換えをした場合、「信用問題的にそれ以上の増額ができない」、「他の金融機関で借りる事が出来ない」といった可能性があります。
また、金融機関や審査結果にもよりますがもともとの利息と比較すると増えてしまう場合があります。(ほとんど金利が高くなるという事はありませんが)
総合的にみると借り換えはデメリットよりもメリットのほうが強いです。
「手間」と思う人もいるかもしれませんが、少し迷うくらいなら「借り換え」や「おまとめ」を利用しましょう。
増額の審査を行う前に必ずあなたの頭に入れておいてもらいたい事
2017年に「カードローンの過剰融資」でも話題になりましたが、カードローンは使い方を間違えれば借金地獄に陥り最悪「任意整理」「個人再生」、「自己破産」といった方法をとらなければいけなくなる状況に陥ってしまうかもしれません。
「自分は絶対に自己破産なんてしない」
「なんとかなるでしょう」
「今回だけ・・・」
と安易に考えて増額や借り換えをする事は絶対にNG!
「増額や借り換えをしてはいけない」ということではありませんが、現状の収入に見合っていて増額をしても返済を滞らずきちんと行えるのか、増額や借り換え後に返済ができなくなり、また別の金融機関からお金を借りるなんて状況にならないように返済計画を立てた上で利用しましょうね。